ほげほげ挑戦日記

30代のおっさんが日々感じたこと、体験したことを記録していくブログ

おっさん 色々な「変化」に触れる

緊急事態宣言がでても生活が変わらない

 

コロナの影響で閉店している店や派遣切り等悪い方向に生活が変化した人がいるだろう。私の場合、去年から全く変わっていない。当たり前のように朝起きて、お茶を飲んで、身支度して家を出る。バスに乗って同じ職場へ行き、閉鎖された空間で、アプリを作る。この1年このような生活を送っている。

 とある企業に常駐しており、機密性の高い仕事をしている。そのため、部屋(これを部屋Aとする)の中にもう1つ、暗証番号を入力することで入れる部屋(部屋Bとする)に入ってい仕事をする。部屋Aは大部屋で、コロナ対策で封鎖されて人がいない。会議室も何個かあり、大きな部屋だ。にもかかわらず、我々の部屋Bはそのままだ。そこに6人が入っている。私はこの状況に憤りを感じている。

 

労働者のコロナ感染 < 情報漏洩防止

 

優先順位が↑こうなるからだ。しかし、悔しいことに反論はできない。私がその常駐先の社長の立場だったら、間違いなく情報漏洩防止が最優先すると思う。しかも、常駐先の社員はテレワークで、我々社外の人間だけが、出勤させられ、いつコロナによる集団感染してもおかしくない状況である。

 

我々の交換はいくらでもいると思われているし、私もそう思う。

 

会社の方針に従い、自分の意思ではないにも関わらず、そこに出勤させられ、安全対策をされない職場で働かされる。拒否すれば、職場の立場が危うくなり、所属できなくなる。この世界は弱者に優しくないのだ。

 

話が変わるが、最近、web開発企業とSIerが比較される。私は、前者は未経験なので不明だが、SIerに所属の客先常駐の場合、こういうことが当たり前のように行われる。なぜなら、SIerは基本、歴史ある大企業が客である。「お客様」の職場で働かさせて「頂いている」身分なので、客は、協力会社の社員を思いのまま扱えるのである。未来ある若者は、web開発企業に就職できるならその方がよいと思う。Sierの悪口を言って、web開発企業の就職に斡旋するインフルエンサーの言っていることは、ほぼ納得できる。それゆえ、詐欺には気を付けて頂きたものだ。

 

本題に戻る。私が思う最も危惧すべき点は、上記のことではない。今回最も問題だと感じたことは、人の命よりもルールを守ることに重点に置いていることだ。古い体制又は大きな会社ほどこれに当てはまる。今回はの場合、機密性の高いプロジェクトで、6人が密室で作業をしている。2チームあり、1チーム均等に3人である。5つ部屋余っている。安全対策をして、鍵を付ける等行い、部屋を分ければいいにもかかわらず、それを行わない。なぜなら、「この仕事はこの部屋でやる」というルールだからだ。

 

上記のことは、日本全体でも当てはまりそうだ。以前、電通で、新人女性社員が自殺した。その前にも自殺した社員がいたにも拘らず、抜本的な改革することはなく、表面上の対応をし、アピールしているだけだ。挙句の果てには、社員を個人事業主へ誘導し、好き勝手に使おうしているから呆れる。それほど根本的なルールを変えたくないのだ。

 

 先日、最も酷い出来事を目の当たりにした。緊急事態宣言が出ているにも関わらず、保険のセールレディがいつも通りいるのだ。正直、異常事態だ。私が責めたいのは彼女達ではない、その大手保険会社だ。

彼女達は、生活・自己実現等色々な思いで仕事をしている。コロナじゃなくても、知らない会社員に声を掛け、契約をとろうと働いている。無視されたり邪険に扱われることもしばしばだ。彼女達が大きなストレスを感じることは想像に難くない。そんなマッチ売りの少女みたいな売り方を今だにさせてる大手保険会社は正直おかしいと思う。

 

そんな所へ就職しなければいいのでは?転職すれば?

 

これは正論だ。ただの正論だ。大抵の人がそうしたいはずだ。だが、わかっても簡単に今の状況を変えたくない。どんな地獄でも、変化することは怖いのだ。

個人も会社も同じだ。今を変えたくないのだ。変えることで状況が悪くなることを恐れており、今が地獄でもそれを良しとしている。当然国もそうだ。古い体制を変えようとしない。

この我慢大会の果てに何が待っているのか、そして自分は変化し続けられるのか、その行き着く先はまだなのも見えてこない。